指輪


指輪

指輪(ゆびわ)は、手の指にはめる輪状の装飾品です。宝石を付したものもあります。稀に足の指にはめるものもあります。歌詞や題名などの固有名詞には「指環」と表記されることもあります。
素材は主に金属で金、銀、プラチナなどの貴金属が多いです。その他、木やアクリルのものもあります。 有史以来存在し、はめる指により指輪に意味があるとされています。左手の薬指につける指輪は「結婚指輪」とされ「聖なる誓い」の意味が付されています。結婚指輪については右手の薬指につける国や地域もあります。古代ローマにおいては印鑑として用いられていました。


指輪 製造

指輪の製造には鋳造(ちゅうぞう)法、手作り(ハンドメイド)、鍛造(たんぞう)法がありますが、現在の主流は鋳造法のうち、ロストワックス法と呼ばれる方法です。

鋳造法(ロストワックス法 )

まず原型を金属(加工が簡単でコストが安い銀が多い)でつくり、それを元にゴム型を作成します。できたゴム型にワックス(蝋)を流しこみ、原型と同じ形のワックス原型を何本も複製します。このワックス原型をツリー状に接着し、できたツリーを耐火石膏の中に埋没させ、石膏が固まるまで乾燥させます。乾燥後、加熱してワックスを溶かして排出(それでロストワックス法といわれます)。ワックスが流れ出た後には原型と同じ空洞が生まれるので、その中に金やプラチナなどの地金を流し込みます。地金が固まったら耐火石膏を割って、複製された金やプラチナなどの指輪を取り出し、表面を磨いて仕上げをします。 原型さえ作れば何本でも同じものを複製できるので、コストがかからず大量生産しやすいのです。しかしこの製法は、地金の中に空気を含むことが多く、表面を磨くと”す”といわれるでこぼこが出たり、加工硬化も期待できないので、強度は低くなります。

手作り(ハンドメイド)

ハンドメイドはまず地金を小型のローラーで延ばし、必要な長さや幅、厚みの板を作ります。その板を丸めて輪を作り、ロウ(ここでのロウは蝋ではなく、溶接したい地金と近い金属のことです)を使ってロウ付け(溶接)します。その後、側面や表面をヤスリで削り、シリコンゴムなどを使って表面をあら磨きをし、最後にバフという磨き機で仕上げをします。職人の技術によって出来上がりに差や狂いなどが生じたりします。またロウ付けした部分が変色したり、取れてしまったりと経年変化も見られます。

鍛造法

鍛造は各メーカーによって様々な方法がありますが、地金を鍛える過程、例えば圧延や圧縮といった工程が含まれるのが特徴です。加工工程や設備、職人の技術レベルによって出来上がる指輪の品質にも差が出ます。鋳造やハンドメイドよりも大規模な設備、職人の数や技術も必要とするので、中小企業では手がけにくい方法です。機械による圧延をするメーカーなどは、百トン単位の圧力を加えることで地金を鍛え、高密度で強度が高い指輪を作っています。地金の中の空気は殆ど無く、鋳造に見られる”す”もありません。日本では殆ど鋳造やハンドメイドですが、海外では鍛造法を採用するブランドも多くなっています。 指輪以外にも、車や航空などの重要部品、プロゴルファーのクラブなども鍛造作りとなっています。


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